建築士ママの純情な感情

3人子育て奮闘中

母親は生きないとダメ

子供を、出産してから免疫が低下したのか

不規則な生活が原因なのか、体調を崩すことが多くなった。

病気で苦しいとこの命が耐えた方が楽なのではないか、、、と

軽々しくも思ってしまうほど心も病んでしまうのだが

子供をこの世に産み落としたからには

この命も自分だけのものではなくなった。

何がなんで生きないといけない。

そんなことに気付かされた出来事があった。

 

 

ある日

子供をエルゴで抱えながらバス停でバスを待っていたときのこと。

 

60から70代くらいの女性が私を見て

"このくらいの子は可愛いけど大変よね"

と話しかけてくれた。

勝手な先入観でそのくらいの年齢の方は

子育てが終わってお孫さんがいるのだろうと思っていたのだが。。。

 

"私は子宝に恵まれなくてね…

けど住んでいたマンションの上の階に住んでいた男の子の兄弟を、お母さんがとても大変そうだったから時々面倒見ていたの。"

と話してくれた。

その男の子は今でも連絡を取り合うほど仲が良いそうだ。

さらに

"私は14歳の時に母を亡くしてね。

あまり母の記憶はないのだけど。

母親はいて当たり前なの。病気でもなんでも生きないとダメなの。"

そう言った。

これからご主人のお墓参りに行くという片手には仏花を携えていた。

 

なんだか胸がいっぱいになり

それ以上言葉が出なくなってしまったので

到着したバスに乗ってもなんとなく離れた席に座ってしまった。

しばらく女性の話してくれた言葉を反芻してしていた。

 

小さい頃お母さんが大好きで大好きで仕方なかった。

泣いていたら助けに来てくれるスーパーマンのようなお母さん。

大きくなって別々に生活していても

私の人生を照らしてくれている太陽のような母。

 

明るい家庭を守るために健康で機嫌よく優しく

そんな母親になりたい。